Mental Health Care
メンタルヘルスケア
世界初
人の外的側面(ペルソナ※1)を公私別の設問で数値化。
公私における言動の傾向や差異を可視化して、
ストレス軽減対策や1on1などに活用します。
ペルソナチェック概要
ペルソナチェックは、いわゆる心理テスト/性格診断/適性検査などに類するものではありません。Public(公的な場)とPrivate(私的な場)、「各々の状況における言動の傾向」および「公私における言動の差異」を各設問の回答に基づいて可視化する仕組みであり、ストレスマネジメントや1on1ピープルマネジメントを行う上での参考資料として活用します。
その発想は世界初。要所要所に既存の心理学理論を応用していますが、主軸には従来にはなかった独自の視点と考え方が盛り込まれています。「「公私における言動の差異」に着目することを始め、例えば、回答者を「メインキャスト(主人公)」、面談担当者を「公認ナビゲーター(主人公が歩む道をより望ましいものにするガイド)」と位置づけるなど、メンタルヘルスケアの方法と実践についての新しい認識を促す工夫がなされています。
ペルソナチェック活用手順
◎面談前の準備(設問への回答)
回答に要する時間は、平均で4~50分程度です(じっくり考えられる方の場合、1時間を超えることもあります)。そのため、回答ログを「マイページ」に保存して残せる機能をつけました。一端回答を中断・ログアウトしてもそれまでに回答した内容は消えませんので、改めてマイページにログインして回答を再開することができます。
1)「公的な場における言動の傾向」および「私的な場における言動の傾向」を可視化するための設問(各50問ずつ)に回答していただきます。
※各設問は「交流分析」(注2)の理論に基づいて作成されています。
2)すべての設問に回答し終えると、集計結果がグラフ化されます。
※グラフ化は「交流分析」の理論に基づく「エゴグラム」(注3)の仕様で行います。
3)また、各々の言動に伴う不快感/苦痛/違和感の有無・度合いについても回答していただきます。その集計結果は「ストレス危険度シグナル」として可視化されます。
◎面談によるナビゲート
1)ペルソナチェックの「公認ナビゲーター」(注4)が回答者と面談。回答者が“自分自身が主体となって行うストレス軽減対策”を見出せるようにナビゲートします。
※ナビゲートには「ナラティブアプローチ」(注5)の手法を用います。
2)面談のゴールは、回答者自身がストレスのセルフマネジメントを行うにあたっての「KPI設定」(注6)になります。
◎フォローアップ
面談1ヶ月後および3ヶ月後に面談を担当した公認ナビゲーターがフォローアップを行います。面接の最後に設定したKPIの実践経過や成果などについてお伺いしながら継続への応援をしたり、必要に応じてKPIの内容をアレンジしたり、また新たなKPIを設定したりします。
- ※注1)ペルソナ(persona)とは、スイスの精神科医・心理学者「カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung/1875年7月26日 - 1961年6月6日)」が提唱した概念。ペルソナという言葉自体は元来、ギリシャ古典劇で用いられていた仮面のことであるが、ユングは人間の外的側面をペルソナと呼んだ。
- ※注2)交流分析(Transactional Analysis/TA)とは、精神科医「エリック・バーン(Eric Berne/1910年5月10日 - 1970年7月15日)」が1957年に提唱した人間学的心理学。治療のための心理療法として発展。現在ではメンタルヘルス対策における一次ケア(予防)、二次ケア(早期発見・早期治療)、三次ケア(職場復帰支援)のそれぞれの段階において活用されている。
- ※注3)エゴグラム(Egogram)とは、交流分析の創始者であるエリック・バーンの弟子ジョン・M・デュセイ(John M. Dusay)」が考案した性格診断法。交流分析の理論に基づいて人の自我状態を「CP(Critical Parent/支配性)」「NP(Nurturing Parent/寛容性)」「A(Adult/論理性)」「FC(Free Child/奔放性)」「AC(Adapted Child/順応性)」の5つに分類したうえで、各々の自我状態の心的エネルギーを測定してグラフ化したもの。
- ※注4)公認ナビゲーターは、まったく新しい専門職(職能)です。ペルソナチェックの要所要所には既存の心理学の理論が応用されていますが、その主軸には従来にはなかった独自の視点と考え方が盛り込まれているため、独自の基準で公認した方のみに運用を任せることにしました。公認ナビゲーターの認定基準は「心理カウンセリング/交流分析/認知行動療法/コーチング/ナラティブアプローチ/等」の基礎知識および実践経験。「臨床心理学/脳科学/KPIマネジメント/等」の基礎知識などです。
- ※注5)ナラティブアプローチ(narrative approach)とは、オーストラリアのソーシャルワーカー「マイケルホワイト(Michae White/1948年12月29日 - 2008年4月4日)」とニュージーランドの「デイヴィッドエプストン(David Epston/1944年8月30日 -)」という2人のセラピストの貢献を核として開発された治療的枠組み。相談者と相談相手の対等な立場での語り合いを通じて相談者自身が問題を解決するきっかけを見つけることを目指すもので、フランスの哲学者「ミシェル・フーコー(Michel Foucault /1926年10月15日 - 1984年6月25日)が提唱した哲学理論が基礎になっている。
- ※注6)KPI(Key performance indicator)とは、企業における事業戦略にもっぱら活用される重要業績評価指標。基本的な概念は定着してはいるものの、それを用いたマネジメントには様々なスタイルがある。ペルソナチェックの開発者は博報堂コンサルティングの楠本和矢氏が提唱する“KPIマネジメントの哲学(KPIが組織を変え、人を変える。そして人を幸せにする=企業の成長と人の幸せの両立を成果とする)”を大いに評価。その理論および方法をストレスのセルフマネジメントに応用することにしました。
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◎1on1ピープルマネジメント支援
1on1ピープルマネジメントのより効果的な実践を支援いたします。公認ナビゲーターがペルソナチェックの集計結果および面談のゴールで設定したKPIなどを元に「メンタルコンディションの共有」という観点からレポートを作成。1on1ピープルマネジメントを薦める際の参考資料としてご提供するほか、マネジメント担当者へのアドバイスなども承ります。
◎職場環境改善会議等のファシリテーション支援
ペルソナチェックの面談において回答者本人の創意工夫や努力だけでは克服できないストレス要因が特定・確認された場合、職場環境改善の必要性をご提案いたします。また、職場環境改善会議等のファシリテーション支援も承ります。
◎心理カウンセリング
ペルソナチェックの「公認ナビゲーター」は心理カウンセリングやコーチングなどについての知見や実践経験を有しています。ペルソナチェックの面談においては「ナラティブアプローチ(良く聴く、善く訊く)」に徹しますが、カウンセリングを受けてみたいというご希望があれば、別途承ります。
※公認ナビゲータにお申し出ください。なお、相談内容(深刻度等)によっては、よりふさわしい心理専門家をご紹介させていただきます。
【ポイント】 KIKU3
◎その心は「良く聴く」「善く訊く」「好く効く」
1)ペルソナチェックが着目するのは「公私における言動の傾向とその差異」および「ストレス危険度シグナル」のみです。年齢/性別/職務内容/地位等はほぼ考慮しません。また、可視化されたタイプ(自我モデル)の分析もしません。どのようなタイプであろうと、OKとします(あるがままでよい/あらゆるタイプを肯定/自我モデルが偏りのあるものでも問題視しない)。
それは、回答者の人格と回答者が抱えている可能性がある問題(潜在的な問題も含め)を切り離すことに他なりません。したがって、面談においては人格についての考察はいたしません(心の中を覗かない)。
※そもそもペルソナチェックは、状況によって使い分けられているペルソナ(外的側面)の差異こそが、大きなストレス発生源のひとつになっていると見做して開発されたものです。ですから、チェックするのはあくまでも“ペルソナの言動の傾向と公私における差異”および“各々の言動に伴う不快感/苦痛/違和感の有無・度合い”だけになります。
2)公認ナビゲーターとの面談ではまず、回答者に集計結果の感想(主観)や自分なりの分析(主観的/客観的のどちらでも良い)を語っていただきます。回答者はペルソナチェックの集計結果を参考に“現在進行形の自分の状況”を語る、いわば“自分の物語の主人公”という位置づけになります。
3)公認ナビゲーターの主な役割は、主人公が歩む道をより望ましいものにするガイドです。“主人公が語る物語”および回答集計結果(グラフやリスト)を参考に“物語をより詳細に理解するための質問”をします。そして、物語の別の解釈を投げかけたり、主人公の未来の物語が主人公自身の言動や選択次第で変わるであろうことを示唆。回答者自身が主体となって行うストレス軽減対策を見出せるようナビゲートします。
4)ストレス危険度が高い項目があった場合、公認ナビゲーターはそこに重点を置いたナビゲートをします。ストレス危険度が低い場合(主人公自身が何も問題がないと判断している場合)は、主人公がより望ましい物語を紡げるように、新しい目標を設定するなどのナビゲートをします。
5)面談のゴールは、KPIの設定です。「大きな目標の設定」「どういう状態になれば目的が達成できるのか」「その状態を作るために、どんな取り組みをするか」など、主人公に寄り添ってナビゲートいたします。
料金(消費税別途/交通費別途)
初回レクチャー/1時間:1万円
ナビゲート料金/1万5,000円
<ナビゲート料金内訳>
面談1時間/1万円
1ヶ月後フォロー(30分)/3,000円
3ヶ月後フォロー(20分)/2,000円
- ※企業や各種団体における実施につきましては、事前にペルソナチェックを用いたストレスマネジメントについてのレクチャーを受けていただきます。
- ※個人における実施につきましては、公認ナビゲータが直接ご相談を承ります。
- ※なお、誠に恐縮ですが、無料相談・無料見積もりはいたしかねます。
現在、勝手ながらWEBを通じての仕事依頼は受けておりません。
ご依頼対応は面識のある方およびそのご紹介者に限らせていただいております。
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