2011年10月14日、生まれて初めて合コンなるものに参加しました。知人に単なる頭数あわせで誘われて、一生に一度くらいは経験しておいた方がいいかもと話に乗りました。一定の時間を経過したら男女グループごとに席替えをすることになっていたんですが、その都度、自分のグループのメンバー紹介をそれまでに交わされた会話の内容を要約付加しつつ説明していたら、『素晴らしいファシリテーションですね♪』と絶賛されて、何それ?と調べて知ったのがファシリテーターなる存在でした。
そして、それ(ファシリテーション)って、物心ついた頃ならクラス会、中学や高校時代は生徒会、社会人になってからは打合せや会議などで結構やっていたことに気づき、独学で勉強を始め、普段の実務や私的な集まりの場等で試行を重ねてみました。おおっぴらにするのではなく、こっそりとやっていましたので、“隠れファシリテーション”と名付けて。すると、セオリーを踏まえて(ケースによっては、セオリーに捕らわれることなく直感的に)ファシリすれば、概ね話が良い方向に行くということがわかりました。
ロジカルに物事を考え整理して話をまとめていくことが、“単純に好き”なのです。地域開発や商業施設開発等の業務でプロジェクトチームのマネジメントおよび実務コーディネートを担っていた頃、また、いくつかの市民運動に関わる中で自分なりに工夫して身につけてきた“ファシリテーションっぽいスキル”が、本格的にファシリテーションの理論と実践方法を学ぶことで強化されたわけです。
ファシリテーションにも様々なスタイルがあります。自分としては博報堂コンサルティングの楠本和矢氏が提唱する『パワーファシリテーション』が最も納得できるスタイルです。が、自分は生来傲慢な気質なので敢えて“泣き虫弱虫 ファシリテーター”というレッテルを戒めを込めて額に貼り、“和を以て貴しと為すファシリテーション”をご提供いたします。
※補足)なお、会議や打合せの内容を実際の成果に結びつけるための方法として、KPIマネジメントを導入することをお薦めします。KPIマネジメントの“流儀”は、これまた博報堂コンサルティングの楠本和也氏の提唱に倣い、氏の著書『人と組織を効果的に動かす KPIマネジメント』をテキストとして実践します。