Idea idea Support
アイデア発想支援
「多層人格によるバイアスハズシ」に
ついての質問と回答
※2019.04.27、株式会社 ドリームで実施したワークショップで寄せられた「多層人格によるバイアスハズシ」についての質問と回答をまとめたものです。
良いアイデアを出すために食べると良い食べ物はありますか?
アイデアを直接発想するのは脳ですが、その脳に刺激を送るのは身体の各部位です。脳をパソコンの本体にざくっと擬えると…前頭葉=CPU、海馬=メモリ、側頭葉=ハードディスクといった感じになるんかな? で、身体の各部位はパソコンを構成する様々なパーツやら周辺機器やら、ってことになる。

つまり、脳も体の一部であり、あくまでもシステムネットワークとして機能するもの、であるから、基本、総体的な健康を指向してカラダに良いと言われている食べ物を食べれば良いと考えます。

マイ・ジンクス的な食べ物・飲み物を見つけるのも良いと思います。ジンクスなので、科学的なエビデンスはさほど重要ではない。その食べ物や飲み物を摂取したら、なぜか、良い発想が浮かぶ、といったものを探す?発見する?のは楽しいですし。ちなみに僕の場合、「ブランデー小さじ一杯程度を入れたコーヒー」がジンクスドリンクです。血行が良くなって頭の回転も良くなる気がする。

※レポート「多層人格によるバイスハズシ」の6ページ「おまけ…その3 カラダで思考する」の項目でも記述していますが、「思考と身体という二元論的な枠組みは便宜的な二項対立。実は思考も身体も人間という存在にとってはひとつのもの」(by 内田樹)。「脳も臓器のひとつ」(by 養老孟司)なのであります。
自分の人格の細分化をして、別の自分を呼び出すとありますが、「あの人だったらどう考えるのか?」と自分の中で他の人をつくる、というのでは、バイアスは、はずれないのでしょうか?
「あの人だったらどう考えるのか?」と自分の中で他のヒトをつくる(他の人の考え方をシミュレートしてみる)のは、バイスハズシに有効だと考えます。

しかし、その場合、そのようにシミュレートする対象である“あの人”の思考方法を正確にトレースしなくては、発想の過程で混乱するんちゃうかな? 「自分の中で他の人をつくる」という認識では、あくまでも所詮他人(外の人?)なので、どこか他人事っぽくなるというか…。

ベストな状態は、自分の中にある“あの人”と共通する人格(小さな共通項でも良い)を、種のような状態から育てていって、自分の人格のひとつになるまで育てることですが、軽く他の人の考え方をシュミレートするだけでもバイスハズシはできるだろうし、それで良いアイデアに辿りつけるならば、別にとやかく細かいことを問題にすることもないんで、まずは、その方法をお試しください。実践してうまくいけば、結果オーライ♪
1)現在23歳です。やっておくべきこと、すべきこと等、ございますか?
2)上手になるには、レベルを上げるには、見本となる人のマネをするのが良いと思っています。朝起きて何か行っているルーティン的なことはありますか?
3)料理が出来ません・・・
1)“べき”という縛りは、しんどいんちゃう? やってみたいこと、好きなことなどを片っ端から体験してみるのが良いと思う。一般論としては本をたくさん読む。旅をして様々なものを見聞き・体感することなどは有意義だと思います。ぁ、恋愛もね♪
※見聞き・体感したこと、良かったこと・悪かったことなど、すべてをどこかで活かすぞ!! という心構えさえあれば、なんでもあり、という感じ?


2)お手本にしたい人のマネをするのは良いと考えます。僕の場合、一方的に“師匠”認定をしてマネすることが多々あります。で、僕が朝起きてルーティン的に行っていることは、まず、ベランダに出て空を仰ぎ「おお、今日も目覚めた。生きてるぞ。バンザイ!」と喜んだ後、コーヒーを入れて飲みながらメールチェックをして、アイデア発想のネタを得ようとメルマガなどいっぱい取っているんですが、読むのが大変で、「めんどくせー、アイデアマンの素地磨き、めんどくせー、いや、そもそも生きてることは、ただそれだけで、めんどくせー」などとボヤく、といったことです。
※あと、内緒の話ですが、毎朝メルマガ読むとき、チンコをひっぱりながら読んでいます。巨根になりたいので(残念なことに実現していません)。


3)料理が出来ない、ということは、料理が苦手ということでしょうか? 美味しい料理がつくれない料理下手ってことでしょうか? ならば、それは幸いだ! あなたは「料理が出来ない人達のためのアイデア商品を自分事として発想できる」という、素晴らしい資質を備えていると言うことになる!

まずは、「料理」という行為そのものに関心を向けるのがいいかも。レシピ本ではなく、料理の歴史とか、料理の科学的考察とか、料理の哲学的考察とか、調理道具に関する書籍(カタログでも良い。見るだけでも楽しいよ)とかを読んでみるとか、スーパーや百貨店などの調味料とかスパイスとかコーナーをうろついてパッケージの研究をしたり、そもそもなんでこんなに膨大な商品があるのか?を考えてみたり、あー、調理器具のコーナーも、いろんなものがあって、おもしろいですよー。

ちなみにお薦めの図書は、「料理の四面体」(玉村豊男著)です。
※内容(「BOOK」データベースより):「すべての料理は四面体で説明できる! 」
料理本にして論理的思考が学べる奇跡の書。英国式ローストビーフとアジの干物の共通点は? 刺身もタコ酢もサラダである? アルジェリア式羊肉シチューからフランス料理を経て、豚肉のショウガ焼きに通ずる驚くべき調理法の秘密を解明する。火・水・空気・油の四要素から、全ての料理の基本を語り尽くした名著。
あの人はどう考えるのかと想像することもバイアス外しのきっかけになるのか?
Q2-A2をご参照ください。
1)トリプル受賞して何か身の回りに変化はありましたか?
2)面白いアイデアを生み出すには人間観察はよく行っていますか?
1)最初に最優秀賞を獲得したときには(正確には最優秀賞と優秀賞のW受賞。お題は「ローカルTV局(中京テレビ 放送)の未来に向けた新たな事業/ビジネスアイデア)」、お知らせメールで知ってから約1時間ほど全身が小刻みに震え心臓がバコバコしていました。そのメール配信の直後に博報堂コンサルティングの担当者(といってもInnovationCloudのアイデアコンテストの最高責任者的な執行役員)から直接、お祝いの電話を頂戴し、さらに心臓が激しくバコバコして目眩もして死ぬかも?と思うほど興奮しました。

最優秀賞、優秀賞、佳作の3賞をトリプル受賞したのは、その次のお題(コーヒーマシンの浸透施策)で、これが多層人格によるアイデア発想の最初の成功事例だったのですが、そんときは、「おおーー、連続で最優秀賞ゲット! しかもトリプル受賞だ! やったぜー!」と小躍りしましたが、心臓バコバコ目眩もする、といった感じはなかったです。以降、最優秀賞を5題連続で受賞しましたが、おう当然よ♪っぽい感じで、やなヤツですよね、基本ゴーマンなんですね、僕は。

で、身の回りの変化は特にありません。助っ人的に勤務しているデザイン事務所の社長(三十代のナマイキなヤツ)くらいしか身近に自慢できる相手がいないので(ええ、友達いないんです)、3日ほど連続で自慢しまくっていましたが、彼、クールであっさり「良かったですねー」でおしまい。Facebookでも自慢こいていますが、「すごいですねー!」と誉めてもらえるものの、仕事面にも生活面にも何の影響もございません。

むしろ、トリプル受賞とか、5題連続最優秀賞受賞とか、せまーい世界の中での栄光が重くのしかかってきて(次も最優秀獲りたい!ライバルに負けたくない!とか)、嗚呼、なんて自分は小さなヤツなんだと痛感できたりして…いや、それはそれで自分の本性のようなものが垣間見られて、かなり楽しいことなんですが(笑)


2)人間観察は好きです。おもしろいアイデアを生み出すには人間についての理解というか洞察というか、そういうものに優れているに越したことはないと考えます。ただ、そこんとこでもやはり多層人格。観察した人と自分の共通点(ほんのわずかでも)を、自分の中で輪郭がはっきりとした人格になるまで育てることで、ほんまに活用できる、と考えます。例えば、文句やグチの多いおばちゃんとか観察して。自宅で家事するときとか、テレビを見ているときとかマネしたりして、その人格を育てて自分の脳内プログラムに取り込みます。
1)多層人格だと毎日疲れないか? 自分を見失わないか?
2)多層人格になるために一番大切なことは?
3)生活中全て発想する生活をしているのですか?
1)四六時中、多層人格しているわけではありませんよ(笑)。アイデアを発想する時や思考・思索などをする時、テーマに応じて多層人格のうちのいずれか数人を交互に呼びだしています。

それらの多層人格は、普段からその“種”のようなものを自分の脳内に撒いておき、ことあるごと(なにかささいなことを考えるときや、なにかをするとき)などに、軽く呼び出して、思考実験っぽく、本来の自分ではなく、その呼び出した人格として考えたり、行動したりしてみます。

そうすることで、多層人格を育てているわけですが、そのようにして育てておいた人格が多いほど、本気でアイデアを発想するときのバイアスハズシに役立ちます。

自分を見失わないか? ということについては、むしろ多層人格を育てることで、自分が見えてきます。“自分には3つの自分がある”と往年の連続テレビドラマ「燃えよカンフー」の登場人物(主人公の少林寺僧の師匠)が言っていました。それは、「自分が思う自分」「他者が思う自分」「本当の自分」の3つ。自分の中の多層人格を見つめる時、真剣にアイデアを考えるときも、ちょっと思考実験で戯れるときも、いつしか、ニュートラルと思える状態に立ち返れます。その“ニュートラルな状態”が“本当の自分”なのではないかと考えますが、もし、自分を見失っても、それはそれで、ええんちゃうかと。見失ってしまうような自分なら、それは“どっちでもいい自分”だったのではないかと。


2)多層人格によるバイアスハズシは、あくまでも発想を妨げるバイアスを効果的に外すためのひとつの方法に過ぎません。目的は明確。そこんとこを、しっかり踏まえることが一番大切かも。ええアイデア出すぞー!という熱意とか執念とかを持つことが、大きな前提というか。

もっとも、多層人格の育成がうまくいけば、自分の中の多様な才能が開花します。そこんとこは、僕がこの発想法を開発するにあたって多大な影響を受けた書籍『人は、誰もが「多重人格」~誰も語らなかった「才能開花の技法」~』(田坂広志・著)をご通読して、より理解を深めてくださればと思います。なお、田坂広志氏に「多層人格によるバイアスハズシ」のレポートを送ったところ、ご本人から「おおいに広めてください」とのお墨付きを貰っています。


3)生活中全て発想する生活をしているのですか? と問われれば、そうかも、という感じになります。なにかを見聞きしたり、体験したりするときはもちろん、日々の暮らしのなかでも発想している、正確に言えば、すべて(しんどいことでさえ)を楽しむ、おもしろがる、というか、するとなんか思いつくんです。で、気になることがあったら即ネットで検索して、「おおー、おもろー」とか「ほぉー、なるほど!」とか新しい発見に嬉々とする。また、実行が伴うことなら実際にやってみる(期近では野宿)。基本、好奇心が旺盛なんです。
多層人格になる方法は? 1人でどう多層人格になればいいのか?
そもそもヒトの人格は複雑。単純にひとつの人格があるのではなく、いくつかの人格が複合的に絡んでその人の個性になっています。個性というもののなかでわかりやすい=強調された人格もあれば、わかりにくく内在している(本人が意図的に他者に見せていない自分の側面等も含め)人格もあります。

当初はそれらの人格のなかから、比較的引っ張りだし易そうな人格をデフォルメして、多層人格として育てていけば良いと考えます。師匠にしたいヒト(反面教師も含む)を徹底的に観察して(マネもして)、その人格を自分の人格のひとつとして取り込んでいくことも有効でしょう。僕の場合、アニメのキャラの人格も取り込んだりします。

※より深い理解については、僕がこの発想法を開発するにあたって多大な影響を受けた書籍『人は、誰もが「多重人格」~誰も語らなかった「才能開花の技法」~』(田坂広志・著)をご通読していただくことで、できるはずです。
自分自身を異なる観点から見てバイアスをはずすとありますが、他者の意見からバイアスをはずす方法はあるのか?
他者の意見からバイアスをはずすことは、むろん可能で有効です。その場合のポイントは、他者の意見を素直に受け入れて反芻する、あるいは逆に他者の意見を健全な批判精神で検証してみる、などでしょう。

もっとも、僕の場合、ほとんど他者の意見に耳を傾けない嫌な性格なので、ここでも多層人格を活用します。つまり、本来は他者の意見などウンコと思っているゴーマンな自分にご退場いただき、「他者の意見を素直に受け入れて反芻する人格」「他者の意見を健全な批判精神で検証できる人格」(いずれも知的でクールで、本来の自分からすれば無性に腹が立つオトナな人格)を呼び出しております。
1)いつごろから多層人格の考え方をできるようになったのですか?
2)何を使って情報収集をしていますか?
3)具体的に未知の体験でどんなことをしてきましたか?
1)書籍『人は、誰もが「多重人格」~誰も語らなかった「才能開花の技法」~』(田坂広志・著)を読んで、田坂氏の提唱する方法を実践するようになってからです。
※Innovation Cloud アイデアコンテストで勝つために、片っ端から読んだ発想法関連の本のなかの一冊です。


2)情報収集はメルマガ、ネット検索がメインです。新聞は一紙も取っていません(読む時間ない。日本経済新聞や朝日新聞のメルマガで見出しと概要をざくっと見て気になる情報のみネットで検索して詳細を読む)。ちなみに情報収集に用いている端末はパソコンメイン(Mac Book Pro)で、時々iPad 10.5inc。老眼乱視なのでスマホはつらい…

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 etc.

※日経クロストレンドと日経トレンディのメルマガが、アイデア発想のための情報蓄積や切り口やヒントなどを得るのに一番役に立っているような気がする。

また、日々、日常普通に見聞きできるあれこれを観察することも、欠かしません、ってか、街中の看板とか、スーパーの売り場や家電ショップに並ぶ商品たちとか(特に家電ショップにいるオタクっぽい販売員とかからはとても有益な情報が得られる)、電車の中の吊り広告とか、人間観察も含めて、そこらに情報は溢れていて、好奇心くすぐりまくられです。

映画やテレビドラマ(TSUTAYAのレンタルDVDやHuluを利用)を鑑賞するのが好きですが、その鑑賞時にも自然になんかのネタを得ようとしている貪欲な自分がいます。


3)未知の体験…今までに体験したことは、体験する前はすべて未知の体験だったわけですが…。通常の自分の趣味・趣向・思考ではほぼ絶対しないであろうことを無理矢理(バイアスや偏見を外すために)体験してみた例を挙げてみますね。

過去最大の自分的に“ありえねーーっ”な体験は、「スケオタ(フィギュアスケートオタク)熟年おばちゃんの交流会」に参加したことかな。みんなで録画を観ながら、時にはスローモーションにして技の解説をしたり、わいわいと。脇の下に妙な汗をかくほど、楽しかったです。

最近では、野宿ですね。4/27(土)、ドリームWSを終えて新幹線で静岡へ。静岡から在来線で日没間際の富士川へ。河川敷の運動公園にビビィ(シュラフカバーの大きめの)を設営したころには周囲はすっかり闇。21時頃に就寝したのですが、強風が吹き始めて気温も下がり(昼に降雨があって湿った地面の冷たさも増し)、めちゃ寒くて寝られず、フットウォーマーやら使い捨てカイロやらをザックから取り出して装着。なんとか寒さは凌げそうだったが、強風の勢いがおさまらず、ビビィがバサバサバサバサ煽られて怖かったー。けど、いつの間にか眠りに落ちて、起床したのは夜明け直前。5~6時間、寝てたんちゃうかな?(しかも熟睡っぽい) 朝焼けの富士山が超綺麗でした。
1)多層人格を形成するまではどのようにバイアスハズシをしていましたか?(すぐに多層人格を形成するのは大変そうなので、それまでに使えるお手軽版のような方法はありますか?)
2)多層人格のコントロールは「おまえはだれだ」だけでしょうか?
3)自分が実際はインドアなのにアウトドアな人格をつくる時にはどのように行っているのでしょうか?(インプットを多くしているのでしょうか?)
1)アイデアを発想するとき、既成概念・固定概念にしばられていないか? と自問自答してバイアスは外すように努めていました。が、所詮その自問自答は、自分の頭のなかで堂々巡りしていただけだった。いま、そんな自分を振り返って、あえて“お手軽版”を考えてみると、「あの人ならどう考えるのか?」と他の人の考え方をシミュレートしてみるのが有効ではないかと。
※詳細については、Q2-A2をご参照ください。


2)「おまえはだれだ」という自分への問いかけは、多層人格をコントロールする総指揮官(ファシリテーターのようなもの)を自分の多層人格のひとつとして見い出して、育てていくためにするものです。

多層人格のコントロール(自由自在に活用する)については、相当な“修行”が必要だとレポート「多層人格によるバイアスハズシ」のなかで述べましたが、おそらく、一人一人のヒトによってコントロールの仕方は異なってくるのではないかと。例えば、僕はお酒が飲めないのですが、豪快に飲んで酔っ払って、その酩酊状態でコントロールができてしまうということもあり得る。そう、ジャッキー・チェンの映画「酔拳」のように。酔えば酔うほど強くなる! とか。“修行”に励んで、あなたならではの(自分に合った)コントロール方法を見出してください。


3)二十代前半でコピーライティングやプランニングを生業とするようになってから、もっぱらインドアな生活を送るようになりました。が、子ども時代は野遊びとかキャンプとかが好きで、なんとボーイスカウトもやっていました。つまり、アウトドアの経験は結構あって、長らくインドア派だったのにアウトドア野郎的な人格も内包されていたわけです。

「コーヒーマシンの浸透施策」のアイデアコンテストにおいては、まず、屋外使用という切り口を立てました(他の応募者の多くは屋内使用という固定概念に縛られるであろうから、そこんとこで差別化したろ、って戦略)。で、呼び出したのが、アウトドアな人格です。具体的には友人と頻繁にパーティーしたり、学園祭で率先して出店を出したり、草原とかでアウトドアコーヒーを嗜む風流なヒトとか。自分の子ども時代の経験よりも、いつかどこかで出会った、あるいは映画やドラマの登場人物とか、の人格(思考、立ち振る舞い等)を自分の人格の一部として引っ張り込んで(自分事として)みました。

多層人格育成については、普段から、ちょいと気になった、興味深い人格を、種レベルで良いので自分の中に取り込んでおき、少しずつ育てておくのが良いと考えます。例えば、アウトドアなら、アウトドア野郎になりきって、情報収集したり用品を研究したり。どうせ自分はインドア派だからと、適当に中途半端にするのではなく、アウトドア野郎として真剣に日本全国野宿旅をグーグルマップのストリートビューで野宿適地を探したり、ザックや寝袋を検索して比較検討したり。

※その人格育成のプロセスは、それだけで、かなり、おもしろいですよ。
自分の発想したものや、コトに対する評価基準は何ですか?
他者の評価が一番の基準ではないでしょうか?博報堂コンサルティングのInnovationCloudアイデアコンテストは短期間でアイデアを発想・提案して、短期間できっぱりと受賞作が選ばれ、シーズン(現在は1年間)を通じてのランキングが公開されるので(競争心が煽られる)、僕の場合(負けず嫌いだし、自分の発想力磨きにうってつけです。博報堂ブランドとそのクライアントからの評価なので、箔が付く、ってとこも魅力的。

ただし、本業(コピーライティング、プランニング、簡単なデザインなど)においては、お客様にお喜びいただけることが最大の評価基準で、正直、いやほんまに正直、どんな小さな仕事でも大事にしており(そもそも仕事に大きい小さいはない!)、時々、僕の提案に感激して泣き出すお客様がおられるのですが、それは博報堂のアイデアコンテストで最優秀賞を獲ったときよりも、嬉しかったりします。

また、コンサルティングにおいては、ずばり売上や利益率があがるというリアルな実績につながったことのみを(施策だけではなく、人的マネジメント等のメンタル対策も含めて)、評価基準としています。

今回の、貴社におけるワークショップでいうなら、皆様がこのワークショップでの気づきを活かして大ヒット商品を世に送り、多くのユーザーに幸せをもたらしつつ、貴社の売上・利益率が最低でも2倍くらいになることです!
多層人格を育成する上で失敗したことや難しかったことはありますか?(これから育成するために気をつけるべきこととして)
失敗はたくさんありそうですが、それらを失敗と認識しないので(失敗は発想次第で凄く役立つ)、無いのではないか? と思いつつ、いま、失敗を探してみましたが、多層人格育成って、なんでもあり的なところがあるので、やはり、失敗はないです。

発想のバイアスを外すときに、適切な人格を呼び出すことができなくて、良いアイデアが出せなかったことは多々あります。例えば、今でも自分に腹が立ってしょうがない、博報堂コンサルティング Innovation Cloudの「美白を妨げる原因についての、 新しい着眼点のアイデア コンテスト」。佳作さえゲットできず完敗。最優秀賞は“真珠”にヒントを得たアイデアだったのですが、それ! 僕も思いついていた! のに、僕のなかのしょうもない訳知りの人格が「真珠の白い輝きをどう応用するか科学的に説明しきれない」とバイアスかけやがって、提案にまとめることをしなかった。嗚呼、「おまえはだれだ!」と問うことを忘れていたのね。300字程度の文字のみ提案なので、詳細には言及せず、アイデアのコアとして真珠の輝きの仕組みを応用、ってすれば良かったのに!悔しい! 悔しい! 悔しい! ※これ、マジ、涙目で書いてます(TT)

ふぅ~。ちょっと感情の高ぶりが納まった。ん? 難しかったことですか? そこは、なんというか、ビシバシ、ギュウギュウやっているのではないんですよ、実は。どちらかというと気楽に楽しみながら多層人格を育成しています。たぶん、真剣に分析したら、難しいことだらけなんでしょうが、「自分の中に潜在するこれまでさほど認識していなかった人格」とか「おもろい他者の人格を自分の中に取り込む(わずかでも共通項があれば、そこを育ててみる)」とか、そのプロセスで発見できることがたくさんあって、おもしろいし、飽きないし。日常の仕事でも(特にアイデア出しするまでもない仕事)、例えば、自分的に相性が合わないなと思う人物とやりとりせねばならないときなど、ふと育成していた、あるいは育成中の他の人格を呼び出して、ほんの少しコトバの表現を変えたり、微笑みかけたりすると、結構、やりとりがスムースになって、なんといっても自分の気分が良い(やり取り後の後味の悪さってなものが、なくなったりもする)。

※気をつけるべきことや、より深い理解については、書籍『人は、誰もが「多重人格」~誰も語らなかった「才能開花の技法」~』(田坂広志・著)をご通読していただくことで、できるはずです。
なぜ「20人格」なのですか?
レポート「多層人格によるバイアスハズシ」に書いてあります。以下、引用。

<僕の血液型はAB型で、「二重人格!!」と罵られることが多々あり(特に恋愛関係にあった女性たちから)、ある時とっさに「二重人格? たったふたつちゃうわ!! オレは二十人分の人格を持つ二十人格じゃ!!」言い返せたことをきっかけに、以降、二十人格者を標榜するようになった>

※「二重ではなく二十」という単なるコトバ遊びであります。
多層人格で自分の強気な面etcいろいろな「自分」を切り離すためのプロセスが知りたいです。
切り離しません、というか、切り離せません。「思考と身体という二元論的な枠組みは便宜的な二項対立。実は思考も身体も人間という存在にとってはひとつのもの」(by 内田樹)。「脳も臓器のひとつ」(by 養老孟司)なので、幽体離脱でもしない限り、切り離しは不可能です(たぶん)。

多層人格を図式化すると「さまざまな人格のレイヤーが重なっている(ゆえに多層)」という形になります。ですから、特定の人格を呼び出すということは、その特例の人格のレイヤーを最前面に持ってくるということです。
1)だいたい何人くらい召喚しますか?
2)自分の性別や年齢も変えますか?(ex.外国人、子ども)
3)切替はどうやっていますか?
1)呼び出すのは思考するサイクル1サイクルにつき、ひとりです。で、バイアスを外すために、数人を交互に呼び出します。

それを筋の良さげなアイデアが出るまで繰り返しますが、たいてい数人交互に呼び出せば、いくつかの発想の原型は出て来ます。


2)僕が結構知っている(そのヒトの思考の傾向やクセなどを知っている)ヒトなら、年齢・性別は問いません。二度結婚して(離婚して)いるんですが、この二人の元妻は、性格も行動形態も思考の傾向もまったく異なるので(あ、どちらも外大出身や! ということに改めて気がつく)、多層人格に取り込んで役に立ってもらっています♪

外国人でリアルで親しくしている人はいません。が、映画やドラマの登場人物で興味深いキャラについてはシミュレートして、多層人格に取り込むことがあります。例えば、「銀魂」の坂田銀時。最近では「ビッグバン・セオリー」のシェルドンとか。


3)切替は、Q14-A14で述べたように、その人格のレイヤーを最前面に持ってくることで行います。で、誰がその切替をしているのか? 誰やろ? たぶん、本来の自分のなかの総司令官的な自分なのではないでしょうか?(そこんとこ、追求し切れていません)。
1)20もの人格を使い分けられるコツ。
2)コントロールはどうしているのか?
3)王様の領域視察の他にもバリエはあるのか?
4)ブラッシュアップの際、意識していること。
5)一度出来たアイデアを破棄したり、作り直すことはありますか?
1)まず、20ちゃうよ。20とは「二重人格ではなく二十人格」という単なるコトバ遊びから出て来た数字であります。大きく分けて、論理的vs感情的、強気vs弱気、金持ちvs貧乏、几帳面vsずぼら、勤勉vs怠け者、短気vs呑気、高齢vs若者といった相反する人格(人物像)を自分の中で育てています。数えたことないが、相当な数になるんちゃう?

使い分けのコツは…というか、必要に応じてテーマに応じて、まず、発想の戦略的な切り口を考えながら、そのテーマにおけるバイアスハズシに役立ちそうな人格を呼び出します。例えば、博報堂コンサルティング Innovation Cloudの「10年後の未来を見据えたファブリックケア製品のアイデアコンテスト」では、まず、みんな洗剤関係のアイデアを出してくるであろうから、最初のバイアスハズシとして洗剤以外のファブリックケアという切り口を立てて、初恋の女性(上場企業社長令嬢)の人格になってみて、高級なお洋服のケアはブラッシングよ♪という着眼を得て、それを「スマート洋服ブラシ」というアイデアにまとめ最優秀賞を獲得しました。また、洗濯が嫌いな2番目の妻の人格から発想したアイデア「分け洗い不要の洗濯ネット」が優秀賞。洗濯大好きな最初の妻の人格から発想した「衣替えで季節の衣服を仕舞う前の洗濯をする時に用いる専用洗剤・専用柔軟剤」が佳作、と、このときもトリプル受賞をしました。

※彼女たちに感謝したい。こんなオレを愛してくれて、ありがとう! 再会したら「すまん、ぜーんぶ、オレが悪かった」と、土下座して謝りたい。


2)Q15-A15-3の回答をご参照ください。
コントロールはたぶん、本来の自分のなか総司令官的な自分がしているはずなのですが、そこんとこ、追求し切れていません。うまくバイアスハズシができて、筋の良いアイデアが浮かんだら、そのアイデアをまとめる役の人格がシームレスに登場してきて、バイアスを外した人格と自然に入れ替わってまとめにかかっています。

アイデアが閃いたら脳内に快感物質ドーパーミンが放出され、アハ体験(by 脳科学者・茂木健一郎)のような脳内変化があって、その影響で自然に人格が切り替わっているような気がします。


3)レポート「多層人格によるバイアスハズシ」に書きましたが、「王様の領地視察」以外に「乞食の拾えるモノ探し徘徊」があります。先のGWには「さすらいの旅人・スナフキンの野宿適地探し」というバリエが生まれました♪


4)ブラッシュアップの際、意識していること…ブラッシュアップとは?レポートのどの記述に関することでしょうか? アイデアのブラッシュアップなら、お題の求めるところによって全体的にアイデアを磨ぎすましたり、高度化したり、裾野を広げたり、と、様々な工夫をします。

なお、アイデアのコアが優れたものと判断できる場合(自信を持てる場合)は、できるだけシンプルにより伝わりやすい表現にすることのほうが大事だったりします。妙にいじると、アイデアのコアがわかりにくくなることもあるので。


5)一度出来たアイデアは、見直してみて、思いつきレベルに過ぎず、こりゃいかん、と判断したものは、あっさり破棄します。なんか、活かせないかなぁ、なんとかならないかなぁ、と未練が残るものについては、練り直します。
※基本、アイデアはテキストエディターにタイプしてますので、すべて残しています。アイデアメモ帳をいつも鞄に入れていますが、そっちはさほど使っていません。考えながらキーボードを打ち、キーボードを打ちながら考えるという、リズムとスピードが、僕の思考・思索のペースに合っているのではないかと思います。
1)ヘンな夢は良い悪い関係なく、奇抜な夢をみていればみてるいるほど、バイアシハズシがうまくいっているということでしょうか?
2)情報収集で感度を高めるには?
1)奇抜な夢の場合、奇想天外っぽく、案外、無邪気で楽しかったりするんで、バイアスハズシの度合いを知る参考にはならないかも。参考になるのは、世間的常識・良識などを思いっきりハズしてしまってる内容の夢。例えば、犯罪に加担しているとか、不道徳なことしてるとか、汚物が出てくるとか、そのような夢を眠りから目覚めた後、脳が消去せずに記憶しているということは、顕在意識のレベルでのバイアスハズシがうまくいっている証といえます。

2)情報収集の感度を高めようと必死になっていると、その時に追っているテーマに固執してしまい見逃してしまうことも多々あるような気がします。むしろ、ぼぉ~っとしながら、様々な情報や景色やヒトと接しているときの方が、良い情報がキャッチできるような気がします。

もっとも、普段から好奇心の幅を広げて様々なモノ・コト・ヒトに関心を持って、目や耳を向けておくことは大事。いわゆる、「引き出しをたくさん持っておく」ことは大事だと考えます。

セレンディピティ(素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然に見つけること)って、アイデア発想にとても貢献しますが、引き出しが多いほど、セレンディピティが起きる確率が高くなるはず。ぼぉ~っとしてて、ふと生じるセレンディピティって、特にアイデア発想に役立つと思います。
1)どのような媒体で情報収集するのですか?
2)脳にいい食べ物、飲みもの、サプリメントは具体的になんですか?
1)Q9-A9-2 をご参照ください。
2)Q1-A1 をご参照ください。 
好きなキャラは?
一番のお気に入りは、コミック「銀魂」の坂田銀時(銀ちゃん)です。「人生の大半をOFFで過ごしている」が、やるとき(身近にいる人たちのため)にゃ満身創痍になってもとことん闘う。ってとこが、たまらなくカッコイイ! 普段はぼーっとしてるが、アイデア出しの時には鬼神の如く、脳みそがとろけてしまうほど考え抜く、というスタイルで銀ちゃん人格をトレースしています。

また、コミック「食戟のソーマ」の幸平創真も多層人格の一人に取り込んでいます。それは、博報堂コンサルティング Innovation Cloudのアイデアコンテストで最優秀5連覇から6連覇を目指していたのに、竹中明教のやろーに最優秀賞を持っていかれ(お題は「格安スマホ・新しいサービスのかたち」)、僕のアイデアはすべてボツという屈辱にまみれたとき。ちょうど、Huluでアニメ版の「食戟のソーマ」のシリーズを毎夜観ていた頃で、創真の不屈の精神、例えば、父との料理勝負では490戦490敗を喫しているのに(その敗北=失敗をすべて活かし)、飽くことなく勝負を続けていたり、に感動して、その人格、いただきまーす! と、あいなった。で、次のアイデアコンテスト(お題は「IoT活用の新しいサービス」)は、4分野に分けてのアイデア提案という変則スタイルだったのですが、幸平創真になりきり、各分野10案以上を提案することを目標にがんばりました。で、過去最多の52案を提案。最優秀賞2案、優秀賞4案と、これまた過去最多の受賞をゲットしました。むふっ♪

※って、コミックの主人公ばっかしやねー(笑)
おまけ
竹中明教さんが、ワークショップ参加者のみなさんの意識調査アンケートを整理したもの(2019/2/22(金) 18:43)について、コメントさせてください。
※4/27のWSでちょこちょこっと言及しましたが、時間配分に失敗してすべてをカバーし切れなかったので。
1-発想ステップ① 思い付き
keyword:アイデアの着想方法・アンテナの立て方
・楽しくワイワイガヤガヤ盛り上がるアイディアだしができない。 お通夜みたいになる。
→楽しくワイワイガヤガヤ盛り上がらなくても、ええんちゃう? サイレントアイデア会議(意見交換はメモで行うとか、パソコンのチャットでやっちゃうとか)なんてのも、ありなんちゃう? ワイワイガヤガヤ=なんでも自由に発言できる、盛り上がる=誰かがいいアイデアを発想したら(種レベルでも)、自然と盛り上がるんちゃうかな? つまり、無理矢理に楽しくしようとしたり、盛り上げようとしなくても、ええんちゃう?ってことです。


・まったく新しい発想。対象の発見。その加速。
→ひたすら“修行”に励むしかないでしょうね。片っ端から発想法の書籍を読んだり、貪欲にフィールドワークしてみたり。
1-発想ステップ② 思い込み
keyword:アイデアのブラッシュアップ力・展開方法・実現力
・アイデア出し自体は楽しいが、実現性を考えると煮詰まってしまう。
→そこんとこの“壁”を乗り越えるために必須なのは、“熱い想い”です。竹中さんが最近、そこんとこ実体験で、なんやかや学び取られたようですので、彼にしつこく、そこんとこ質問して、気づきや具体的方法などを修得しましょう!


・アイディアがでてもそれをとがった企画にできない。
→僕の場合、「とがった」ってのあまり意識しません。意識するのは筋の良さかな? コロンブスのタマゴっぽい、誰もが発想しそうで発想していなかった、とか、アイデアの種をカタチにしていく方向性はたくさんあるので、既成概念(とがったものが良い)のバイアスを外して、企画化に取り組んでみることをお薦めします。


・ありきたりな発想ばかりが浮かぶ。
→ありきたりな発想、ですか? ほんまに? ひとひねりしたら、輝き出す筋の良さは、そこに見いだせませんか? +-×÷(足す引く掛ける割る)、組み合わせてみる等々、しつこく諦めず、いじくってみてはいかがでしょうか?


・コンセプト資料がワクワクする感じにしたい。
→表現(コトバやビジュアル)に工夫すると、平凡なものでも、めちゃ良く見えたりします。例えば、WS「天使のように大胆に、悪魔のように繊細に」での体験を思い出してみてください、ベタ褒めしてみると、100均の軍手がなんかめちゃカッコ良く見えたり。コンセプト自体がワクワクするものであれば、ストレートに表現すれば良い、とも思いますが、そのストレートもコトバやビジュアルで表現して伝えていくわけなんで。


・考えれば考えるほど新しいアイデアがでにくくなる。
→多層人格によるバイアスハズシを積極的にお試しください。行き詰まるのは単一の人格で考えているからです。


・苦労して、それが出たとして、柔軟に対応、展開できない。バイアスを解けない。
・逆に軽やかに出てくる良いアイデアから、実現性の高いコンセプトに昇華できない。
→多層人格によるバイアスハズシを積極的にお試しください。アイデアが出たところで立ち往生してしまったら、続きはあっさりと他の人格にバトンタッチしてみてください。


・企画者からの要望を形にする作業は慣れてき始めたのですが、私の方でいくつか形状パターンを作成しようと思った際に時間がどうしても掛かってしまいます。そこの時間を作りたいのですが、十分に考える時間が足りてない。。。今抱えている問題です。
→まず、お伺いします。あなたが言う「十分に考える時間」とは具体的に何時間くらいなのでしょうか? 考える時間がなんらかの雑用で中断される、といった、そんな現場における諸事情も含めて、抽象的ではなく具体的に「何時間くらい」という時間を割り出してみてください。その上で、その「何時間くらい」(集中できる時間)を日常業務の中で確保する手段を考えてください。例えば、「おこもりタイム」と称して、その時間帯は別室に引きこもってパターン作成に集中するとか。デスクに「集中タイム○分 接触要注意!」とか書いたサインを掲示して、時間を確保するとか。同僚の理解については、それもチームワークの内♪ ってことで得られるのではないでしょうか?
2-伝達力~人に想いを伝える方法とそのプレゼン方法~
keyword:スケッチ力・図解化力
・デビュー会議の短い時間の中で魅力を伝えきれていない気がする。
→事前に資料を配付・通読してもらい、質疑応答から始める(4/27WSはそのスタイルを採りました)。伝えきれなかったら後にフォローするとか(この「WS質問と回答」はそのスタイルを採っています)。なんやかや工夫しましょう♪


・絵が苦手なので、相手に絵で伝えられるようにしたいです。
→上手い下手、関係ない。伝わりさえすれば良いんで、どんどん絵をコミュニケーションの“道具”として使っていきましょう♪ 普段の打合せや自分がアイデアを考えるときなど、落書きっぽくてもいいので、どんどん絵を描きましょう。


・アイデアを図で表現できない。
→図式やチャートについての書籍を読んで(内容ごとに使える図式やチャートのスタイル、めちゃ、たくさんあるんで)、勉強しましょう。


・直感的に面白いことを思いつくが、それを論理的なものに仕上げることに苦労します。
→直感的に面白いことを思いつけるって、すごい! それだけで、充分! 論理的なものに仕上げるのは、それが得意な人に任せましょう♪


・すばやく作れる、伝わるプレゼン資料がつくりたい。
→まずは、プレゼンの仕方(スタイル)を学びましょう。で、そのスタイルに合ったプレゼン資料をつくりましょう。プレゼンする内容次第では、1枚のメモさえあればいいかも。むろん、プレゼン資料のつくりかたについての書籍を読んで(内容ごとに使えるスタイル、めちゃ、たくさんあるんで)、たくさんの引き出しを持っておきましょう。
※有名な逸話ですが、あのカシオのG-SHOCK(全世界で累計出荷1億個超)の企画書は「落としても壊れない丈夫な時計」と書かれたたった1枚のメモでした。


・コミュニケーションが、説明っぽくなったり、理屈っぽくなり、展開が重くなる。
→なんで、そんな感じになるの? ってところから検証なさってみてはいかがでしょうか? その話題についての相手の理解度が深い場合、ポイントだけ説明すれば良い。逆に理解度が低い場合は、詳しく説明しなくてはならないが、わかりやすくするために、“例え話”を活用したり。“例え話”を考案するプロセスで笑えるものがあったら積極的にギャグとしてはさみこんだり(展開を軽やかにする)。
→また、そもそも、そういうコミュニケーションをするあなたは個性的だとも思えるので、そこ敢えて売りにしてもいいかも。最近毎夜、米国連続テレビドラマ「ビッグバン・セオリー」を視聴しているのですが、登場人物の一人「シェルドン」ってのが、まさに、そーゆーヒト。実際、身近にいたらウザいでしょうが、人気キャラです。ウザがられたり、敬遠されたりしても、結果的に有意義なこと言ってるヒトは、急にいなくなったら、淋しがられたりします。「ビッグバン・セオリー」をご視聴なさって、多層人格の一人に「シェルドン」を加えてみられることをお薦めします。
3-その他
個の力の強化と共有知
・個人の仕事、作品性にこだわりたい。「自分のストック」に固執してしまう。
→僕もそのタイプです。オレ!オレ!オレ!オレ! です。でも、それで疲れたりします。で、近年は疲れたときには、あっさりと誰かのチカラを借りるようにしています。敗北です。明確な敗北です。でも、負けることを体験すると、気づきってものが得られることが多々あります。疲れたら白旗を揚げて、負けてみることをお薦めします
※元気なときは、オレ!オレ!オレ!オレ!でブイブイ行っちゃってください。それが、あなたならではの前進の仕方なのでしょうから。
最後に
博報堂コンサルティング Innovation Cloudのアイデアコンテスト。第6シーズンの通期でも第一位を獲得しました! 第4・第5シーズンに続く通期1位獲得なので3連覇!「多層人格によるバイアスハズシ」のおかげです。というわけで、やっぱ、コレいけます♪ 信じて、実践してください。
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